ALI 「東京発、世界へ向けたバンド」

　東京は全国のバンドマンが憧れの場所であり、地方、東京出身のアマチュアバンドがプロを目指す場所である。

そんな音楽が盛んな東京、渋谷から、世界に向けたバンドALI「Alien Liberty International」が2019年に登場した！

バンド名を何に決めようかと悩んでいたところ、モハメド・アリ死去のニュースがTVで流れたのをたまたま観て、バンド名が決まったそうだ。等諸説飛びかっているが、モハメド・アリのALIから取ったとのこと。

　ファンク、ソウル、ジャズ、ラテンミュージック、ヒップホップを取り入れた音楽性は今どきではあるが、世界進出を向けるにふさわしいと感じる。

（ちょっとアングラでダークな処は、好みが別れるが、ダンサブルなので私は好き）

　メンバーも、欧米、南米、アジア（インドネシア）をルーツに持つ人が自然に集まっており、全世界に受入れ易い構成で面白い。

　私が知るキッカケとなったのは、2020年「LOST IN PARADISE feat AKLO」呪術廻戦エンディングテーマです。

　アニメのヒットと楽曲の良さ（ダンサブル）で世界的にヒットした。

最近TheFirstTakeより、同曲が収録された。LEOのインタビューには心を打たれるものがあるので是非聞いてもらいたい。

そしてその曲を引っ提げてこれから売り出すぞ、世界に火を付けるぞ！という肝心な時に、メンバーの一人が不正受給からみの不祥事を起こし、2021年5月に、無期限の活動停止となった。

金に目の眩んだメンバーがいた事で、公の場の活動が一切禁止となったのは、さぞ悔しい想いだったのは間違いない。渋谷の最下層でお金のない暮らしの中、欲に転ぶのもまた人間だ。。

2021年11月に活動を再開したが、コレを機にメンバー数人がヒッソリと脱退しメンバーは、LEO、LUTH、CESARの3人となった。残念だけどしゃーない。今となっては。

フロントマン兼ボーカルの「LEO」は、スペイン、イギリス、日本の混血であり、少しアクの強いダークな印象を受けるが、彼の反骨心が良い意味で歌に反映されている。

2022年はゴールデンカムイの主題歌として「NEVER SAY GOODBYE fesa. Mummy-D」が採用されている。

　反骨心むき出しの中に、次代に魂を伝えるメッセージが刻み込まれているように感じる。

東京からどんな音楽が、生まれて来るのか楽しみだ。

＜2023/08/31追記＞

なんてポジショントークを書いていたところ、ソイルアンドピンプセッションズ「SOILI & PIMP SESSIONS（世界的ジャズバンド）」のドラマーが大麻で捕まったとのニュースが飛び込んで来た。

大麻を使うようになった理由が、メンバーから良い音を出せというプレッシャーや暴力に耐えかねてとの事だそうです。奴等ならやりかねないと思わせるのが怖い所である。デスジャズと自称するくらい、尖って狂気をはらんだ音楽を目指すというかなり尖ったJazzバンドだ。代表曲[summer goddess]を紹介したい。私はピアニストの丈青さんとフロントマンの社長が特に好きだ！

芸術家はある種一般人と違った狂気がないといけないし、多少狂っている位のひとでないといけない）普通の人をお金を払って見に行こうとは思わない）というなんとも因果な職業ではある。

　ついでに、お酒好きでやっちゃった系の人で私の好きな東京事変ドラマー「刄田綴色（本名　畑利樹」を紹介したい。下のYoutubeで踊っていらっしゃる方です。2022年には実家の島根に戻られたそうだ。あれ位のプロになってもドラムだけで食べていくのは大変なんだね。これからのミュージシャンは作曲したり、Youtubeやらんといかんね、、