北条家の忍びとして有名な「風魔一族」だが、北条家滅亡後は、吉原の門番(揉め事のケツ持ち)として生き残ったという伝説がある。
源義経が、大陸に渡って、「ジンギスカン」になったと言う都市伝説があるが、それよりは信憑性があるだろう。
個人的には、確率10%位はあると思う。
「風魔小太郎」というのは、個人名ではなく、風魔一族の頭目の事を指すと言われており、5代目?だったかな?最後の風魔小太郎は、身長2m位で、口からキバが生え、碧眼(青い目)をした西洋の血が混じった混血で有るとも言われている。花の慶次的に出てた人的なイメージ。
風魔小太郎 in 花の慶次 | 花の慶次vs風魔小太郎 | 風魔小太郎in信長の野望 |
実際の風魔一族は、信州で風間の苗字を名乗っていたとされており、戦働きより、忍者や情報収集、破壊工作を行うのが得意であったことから、北条氏お抱えの忍びになったそうである。
どの国でもそうだが、忍者・乱破は身分が低く、下人同様の扱いをされていて、記録に残りにくい。
風魔衆も記録は探してもなかなか見つからないので、北条氏滅亡と共に闇に身を変え名前を変え風の様に消えてしまったようだ。
唯一歴史の表舞台に現れたのが、武田信玄が1569年に北条領に侵攻した小田原城攻めの際、武田軍を攪乱したと言われている事だが、北条氏が他家から自国領土内に攻め入られることが少ないため歴史の表に出ることは殆どない。
実際のところ、関東各地で諜報・妨害活動をしていたのは確実だ。
そのような一族だったので、北条滅亡後も、江戸、小田原、鎌倉辺りで何らかの忍びや用心棒的な仕事に着いていたとしても何ら不自然な事ではない。
風魔小太郎に付いては、興味が尽きないので、また調べてみることにする。
(^_^)/‾
<2024/3/4追記>
Netflixで忍者の家「House of Ninja」が世界的に人気となっている。体制側「服部一族」vs反逆者側「風魔一族」の対立の構図が見どころだが、忍者の本領とはアクロバッティクな動き、忍びの術と言うより、スパイに近い情報収集が大事とされており、目立たず人と仲良くなることが重視されており、日常の会話から相手の秘密情報を抜き取るヒューミント的手法を使って長年掛けて相手の近くに潜入すると言う事が主要な任務となるそうだ。
江戸初期1613年に風魔一族が野盗「向崎甚内」の密告により江戸幕府に捕らえられ、以降歴史の表に名前が出る事は無かった。
ドラマの様に、生き延びた末裔はいたかも知れないが江戸では幕府による隠密、岡っ引きの諜報活動が盛んだったので反体制側の風魔一族は本当に消失したようだ。今現在、風間という名字は全国26000人程いるらしいので、源流、庶流併せると幾人かは風魔忍者で生き延びた人はいるかも知れない(忍者の秘伝を繋いだ者は残念ながらいないだろう)。。
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